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医療法人社団やまと洋光会 泉の森クリニック
〒242-0005
神奈川県大和市西鶴間1−19−8
TEL:046-271-7070

小田急江ノ島線 
鶴間駅西口より徒歩3分
専用駐車場4台



更年期障害


更年期とは

女性は30代後半から女性ホルモン(特にエストロゲン)の量が徐々に減少していきます。 そして50歳前後(日本人女性の平均は50.5歳)で多くの方は閉経を迎えます。
この閉経を挟んだ45~55歳頃までの約10年間を一般に更年期と呼びます。

女性ホルモンの分泌量が急激に減少してくるのが更年期であり、その変化に体が対応し切れずに、様々な不調を招くようになります。 この不調症状には個人差が大きく、その程度が非常に強い方から全く感じないほど弱い方までいろいろですが、日常生活に差し支えるような症状が現れた場合を一般に更年期障害と呼んでいます。特に自律神経失調症症状が多く、いわゆる“不定愁訴”と言われます。

更年期には多種多様な不調が現れるため、別の病気が隠れていても、更年期障害の症状に違いないと思い込み、本当の疾患を見逃さないことが重要です。糖尿病、高血圧、心疾患、貧血、甲状腺疾患、悪性腫瘍、うつ病などが潜んでいる可能性もあります。


主な更年期症状

身体症状
月経異常・体が重だるい・立ちくらみ・疲れやすい・耳鳴り・のぼせ・動悸・顔がほてり(ホットフラッシュ)・手足の痺れ・手足の冷え・乳房の痛み・大量の汗をかく・関節の痛み・体の痒み・むくみ・皮膚や目、口の乾燥・肩こり、腰痛・めまい・頭痛、頭重感・尿トラブル(頻尿、尿漏れ)・膣の萎縮・性交痛・抜け毛・薄毛 など


心の症状
イライラ・不眠・不安・うつ・意欲の低下・もの忘れ・情動の揺れ幅が大きくなる など


セルフチェック

準備中


更年期とめまい・頭痛

耳鼻咽喉科でのめまい疾患の治療経験から、更年期におけるめまいとの付き合い方のアドバイスをお伝えしています。めまいと頭痛の関連性も指摘されていますので、ご心配の方はご相談ください。


更年期障害への治療

HRT
更年期障害の主な原因が、エストロゲンの減少にあると診断された場合、少なくなったホルモンを補う治療(ホルモン補充療法;HRT:Hormone Replacement Therapy)が有効とされています。 これは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とともにプロゲステロン(黄体ホルモン)を投与し、月経があった頃のホルモン状態に近づける治療法です。エストロゲン単独では子宮体がんのリスクが上昇するため、子宮のある方には黄体ホルモンを投与することで子宮体がんのリスクを極限まで減らすことができます。当院には婦人科の設備がありませんので、がん検診等チェックは難しく、HRT療法は行っておりません。


漢方
歴史が長い漢方薬は更年期に有効なものがいくつもあります。 ホルモンバランスをとる作用のある漢方薬当帰芍薬散・加味逍遙散・桂枝茯苓丸は三大婦人科薬と言われています。当院では、症状をお聞きし漢方処方を行っております。


サプリメント
・エクオール大塚製薬
・プラセンタ
保険適用ではありません。



閉経後に気を付けること

女性ホルモンには、しなやかな血管を保ち、内臓脂肪を分解しやすくし動脈硬化予防作用があります。そのため閉経により女性ホルモンの分泌が減ることにより、 脂質代謝異常(高脂血症、高コレステロール血症など)、動脈硬化の発症、骨粗鬆症の発症のリスクが高くなります。 また 粘膜の老化によるドライマウス・ドライアイ、消化器の老化による消化器の運動不良からの下痢・便秘を訴えることが多くなります。 閉経後にはこうした生活習慣病のリスクが高くなります。それまで以上に生活習慣病への意識を高く持つことが重要です。  

CPAP治療

睡眠時無呼吸症候群の治療には経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)の導入が有効とされています。
睡眠中に専用のマスクを介して持続的に空気を送ることで、狭くなっている気道を広げる治療法です。
世界的にもその安全性が高く評価されており、SAS治療法として広く一般的に普及している方法です。有効性も認められており、機械の貸し出しは保険適用となっています。
痛みなどは伴いませんが、機械の装着に慣れるまで時間がかかる場合もあります。

使用方法や治療管理につきましては、当クリニックで丁寧に指導しております。
健康保険でCPAP治療を行うには、毎月1回の外来受診が必要です。費用は、機械のレンタル費用、診察料を含め、3割負担の場合約5000円です。
他にも、軽度の場合や状況によっては歯科装具や外科的手術が適用になるケースもあります。


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